「この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方」トレーニングメモ7-1 ~小説文法の基本と応用を学ぶ・所感~

 引き続き「この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方」に沿って体系的な学習を進めていく。第7章は小説文法についての解説である。

 なおこの方式で記事を書くのはいったんこれを最後にするかもしれない。ここから先、とりあえずざっと最後まで目を通したが、やはり実際の小説投稿に向けてまず取り組んでみることを優先したいと思い始めたからだ。9月末なんてあっという間に来てしまう。やることは山積みだ。今後はまずその目的を中心にして途中経過を記事に残していきたい。

榎本秋/榎本海月 DBジャパン 2019年03月
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まず第一にわかりやすさ 

だが、小説の文章において最優先で考えるべきは文章の美しさではなく、本来作者の頭のなかにしかないイメージや物語の情景をどれだけ正確に、そしてわかりやすく読者に伝えるか、 ということだと思うのだ。

「この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方」 P.137

 この章では、良い文章について上記のように書かれている。確かにライトノベルやエンタメ小説において、あまり難解な表現や、婉曲な言い回しを見かけることはない。

 もちろん、たまに難読漢字を多用したり、比喩が純文学的な個所も見受けられるが、基本的に高校生レベルの国語能力があればすらすら読めるようにできている。論文や英文を読むように、いちいち言葉の意味を確認しなくても最後まで読める程度にはわかりやすいとストレスなく没入できる。

 ライトノベルのターゲット層は基本的に中高生であるし、純文学作品を書こうとしてるわけじゃないのだから、背伸びした表現をしようとすれば失敗が目に見えている。ここを間違わないようにしていきたい。

文章の基本は注意が必要だが、自分の場合は丁寧に書けば大丈夫なはず

 日本語文章の基本については、一応高校生までは真面目な生徒だったので、注意は必要だけれど、理解できないとか、知らないといった項目は無かったので、推敲の段階で注意すればよいかな、という程度にとどめた。

 パソコンの横書き文章などに慣れてしまうと、行頭一字空けなどの文化を忘れてしまいそうになるが、さすがに小説を投稿する際には気をつけるだろうと思う。ただ、漢字のひらきは迷うかなあといったところか。あと、情景に動きをつけるのが良いというのは参考になった。

最初の作品の人称をどうするか

 三人称、一人称は迷うところである。初心者には三人称が良いのかもしれないが、今のところ考えているテーマはできれば一人称で書きたい気もしている。主人公の視点で描かないと、テーマが薄れてしまうギミックがあるためだ。

 とりあえず、人称を決めるのはプロットを固めてからでも遅くないかな。三人称視点でも「大は小を兼ねる」ことができそうな気はする。それにゲームで言えばFPSよりTPS、ドラクエよりFFが好きな自分にとっては、小説も三人称が合っているのかもしれない。

難しい表現はしなくとも語彙は増やしたい

 同じような表現を重ねてしまうのは避けなければいけない。難しい表現はできなくとも、言い換えの語彙力はもっとつけたいところだ。

 幸い、ネットさえつながれば、類語の検索はいくらでもできる。ちゃんとした辞書を使った方がいいかもとは思うが、まあそれはおいおいでいいだろう。あと、昔から調べものや検索は得意だし、今の仕事は検索能力が無くてはやっていけない面もあるので、自然と身についている。この辺りは自分の長所を小説にも生かしていきたい。

第7章まとめ

 文章の基本については結構流し読みしてしまったが、注意すべき基本に立ち返ることができそうなので、あまり自信過剰にならずに、推敲の段階では基本のチェックを行いたい。おそらくこの記事も後で読み返したら酷い文章だと悶絶することになるだろうから。 

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