「この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方」トレーニングメモ2-1 ~アイディアを出し、知識を自分のものにする・所感~

  引き続き「この一冊がプロへの道を開く!エンタメ小説の書き方」に沿って体系的な学習を進めていく。もちろんあまりこれにこだわりすぎるより行動した方が良いのかもしれないが、このブログをまずはメモとして活用したい。

榎本秋/榎本海月 DBジャパン 2019年03月
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世間に関心の無かった35歳は結構なハンデ

 第2章では、アイディアを出すため、小説を書くための知識を得るための、手法やマインドについて主に書かれている。

 20歳のころにちょっと心を病んで以来、世間に対する関心や、知識欲というものが極端に少なくなってしまったと思う。35歳にしてろくにニュースや新聞を読まないのも社会人として褒められたものではないのかもしれないが、自分の専門分野に関する知識を都度検索すれば、それなりにこなせてきてしまったし、小さな会社でいわゆる、男社会の知識自慢みたいな割と面倒なコミュニケーションが発生しない環境の特殊な会社にいるということもある。今はいろいろあって客先訪問以外は自宅作業がメインなこともあり、ニュースはとんと見なくなった。

 そういった外界の情報にアンテナを張り巡らすことが大事なのは、小説を書くために必要なのはよくわかるが、苦手なものを張り切って頑張ろうとすると長続きしないのも事実なので、興味が無いなら興味が無いなりに、少しでもできるところから始めてモチベーションを上げていくのも手だと思う。

 次からは、この本に書かれていた方法の中で、自分にもできそうなものについて取り上げてみたい。

知識・アイディアを得るために今の自分でもできそうなこと1.夢日記

 まずは、夢日記を書いてみること。

 これは実際にたまにやってたりするが、今はきちんと意識できてないので、三日坊主になりがちだ。ただ、客観的に効果的な側面もあると書かれていたことによって、やる意義ができてきた。

 夢を記録するための大学ノートは準備しているので、それを枕もとにおいて起きてすぐ書けるように心がけてみたいと思う。

 結構夢は鮮明に見るほうなので(世の中には白黒の夢しか見ない人もいるというが、それが信じられない)。夢の中では、これまで完全に忘れていた人物の意外な行動(自分の意外な思考と行動)が繰り広げられるし、夢の中で小説を読むこともある。

 自分の脳の中には、今まで一瞬だけ経験した記憶もごちゃ混ぜになっているはずなので、それらの引き出しを勝手に開けて面白いストーリーを考えてくれる夢はアイディアの宝庫と言っていい。少なくとも起きて30分でその夢の記憶は完全に消えてしまうので、起きた瞬間にどれだけメモができるかが勝負だ。

知識・アイディアを得るために今の自分でもできそうなこと2.ネットニュースでもいいから少しでも世の中の動きに触れる。

 この本の中では、今のニュース・新聞離れした若者たちのためにも、ハードルの低いことから始めてもいいという考えが書かれているので、自分にもできそうな気がする。

 幸い今でも、情報は自分の趣味嗜好に合わせて偏っているが、アプリのキュレーションサービスの記事は、大体何となく毎日目を通している。そこにちょっと意識を向けて、一見くだらないと思えるようなニュースでも、何かの発見があればちょいとメモする。といった見方に変えるだけで、知識の幅が広がるだろう。

 メモの取り方、などについても具体的に解説されているが、自分にとっては、Evernoteを普段のメモや、タスク管理に使っているので、基本的には使い慣れたこれを活用していきたい。PCでもスマホでも内容が同期して、検索などができるのが最大の利点だ。あとでアイディアをまとめるのにも適していると思う。

 まあ、もっと雑多にメモりたいときは、手帳や大学ノートに手書きの方がいい場合もあるが、後々の検索がしづらいのが難点なので、本書ではメモくらいは手書きが良いと書かれているが、ここは自分に合った方法でまずは試してみることにする。

 Twitterやこのブログを利用する手もあるし。

本を読むことも、継続的に行いたい

 この章では、お勧めの本のシリーズも紹介されている。

 好きな本を読むだけでは、中々作品の中に没頭してしまい、読み終えてから実はあまり記憶に残ってなかった。ということもままある。

 自分の読書の癖として、壮大なストーリー。そして完結済みの作品を読みたがる癖があるが、できれば1~2時間でサクッと読めるような1巻完結の物語なども合間に入れて、物語の構成や表現技法などを参考にしていきたいと思う。『境界線上のホライゾン』や『グインサーガ』を一気読みしようとすればそれだけでかなりの時間を費やさなければいけないからな(読みたいけど)。

第2章まとめ

 とにかく、今まで世間に興味の無かった自分が、いまだかつてないほどに、外界の情報に興味がわきそうな気がしている。それは実際に即興小説をこの半月ほどで未完も含めて40本ほど書いてみて思ったところだ。

 即興小説を書くに当たっては、その場で調べている時間などない。アイディアがパッと浮かんだら、可能な範囲で肉付けをし、頭の中の引き出しをフル回転させて、ストーリーを完結させなければいけない。

 自分の知識が偏っていたら、どれも似たり寄ったりのストーリーになってしまうし、キャラクターも活きない。そういう意味で、幅広い知識を効率的に人一倍身につけなければいけないと改めて感じる内容であった。

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