昨日は外に出かけて執筆できなかった分、今日の休みで取り戻そうとはしましたが、正味の執筆時間は5時間くらいでした。休日にもっと集中したいところですが、普段の生活をしながら体調や気力を維持しつつ時間を取るのはなかなか難しいですね。
さて、自己満足な行為ではありますが、自分自身のやる気の記録として、小説の執筆状況を日記的に綴ろうと思います。
とにかく本文を書いてみるを実践
プロットや設定はいったん最後まで固まったので、実際に本文を書いてみるということを続けています。
とにかく、粗くても間違っててもいいから、書くことに慣れるのと、書いてて楽しいという気持ちを植え付けるために、いま形にしたいと思って設計したものを、とにかくいまの実力で書ける形で書ききる。というのが当面の目標です。
そうしてできた粗削りな第一稿というものを、締め切りまでの時間で可能な限り推敲して形を整えていく寸法です。
塑造ではなく、彫造で物語を作りたい
素人考えですが、良い文章、良い物語は、要素を肉付けして形を作る、粘土のような塑造ではなくて、大きな要素の塊から不要な部分を削って整えていく彫造の要素を持っていると思っています。
ダラダラと長い文章というものは意外と簡単に書けるものです。
でも要点を絞って、的確に必要な情報だけを盛り込んだ文章というのは、長い文章よりもはるかに時間がかかります。
ですが、その分、本当に伝えたい必要な情報だけに絞られた、分かりやすく質の良い文章になるものです。これは別に小説だけの話ではなく、普段書くビジネスメールや提案資料などでも経験してきていることなので、小説にも通じるものがあると信じています。
なので、今はとにかく書きたいと思っていることを一気に書き上げて、そこからテーマにもう一度立ち返り、不要と思われるものや冗長な表現を取り払うことで、すっきりと洗練されたものに少しでも近づけばいいなと思っています。
実際に書いてみて、書きたいことが山ほどあると気づく
今日は正味5時間ほどを本文を書く作業に充てましたが、およそ8000字、1時間に1600字ペースで進んでいます。
即興小説トレーニングでは、最近30分で1500字を超えられるようになってきたので、自身のペースとしても遅い方だとは思いますが、とりあえずプロットがある程度固まった段階での自分のペースが分かるのは、実際に書いてみて初めて分かったことです。
これにより、おおよその時間の見積もりができるようになります。
しかしやっぱりさらに気づくのは、自分が書きたいと思っているものを実際に思うがまま書いていくと、思った以上に分量が多くなるということです。
実際の小学館ライトノベル大賞の規定、
ワープロ原稿の規定書式【1枚に42字×34行、縦書きで印刷のこと】で、70~150枚。
https://gagagabunko.jp/grandprix/entry14.html
これに合わせて執筆を進めていますが、すでに書いていたプロローグと合わせて、現在13,000字あまり。規定の書式にて、13枚ほどになりますが、全7章で構成しているうちの、第1章の半分も書けたか書けてないかという状態です。
もちろん、章ごとに書きたい要素にばらつきはありますが、一定の分量を見込んだとしても、180枚はゆうに超える計算です。
すでに、規定枚数をオーバーしています。
ですが、この調子であれば、前述の作戦の狙い通り。
書きたい要素をとにかく詰め込んだ長い文章を書き、そこから削るという作業ができる見込みなので、きっと本当に必要なものが抽出できると見込んでいます。
場合によっては大幅に書き直す必要も出てくるでしょう。ですが、小説のノウハウなどでも見かけるように、プロのやり方を少しでも真似して、一度書き上げたものでも、不要であればバッサリ切り捨てるくらいの覚悟を持って臨みたいところです。
きっとその作業は苦しいと思いますが、今はまだ書いてて楽しいと思えるフロー状態が続いているので、しばらくはこの感じを維持しつつ、痛みを伴う作業に備えたいと思っています。
ちょっと欲が出た
これまで最初の小説投稿のターゲットは、9月末締め切りの第14回小学館ライトノベル大賞として執筆をしてきていますが、ここにきてノベルアップ+小説大賞が気になり始めました。
新規サイトの正式オープンということもあり、第1回というところに正直魅力を感じています。
Web小説系サイトは片っ端から登録してみたものの、ガガガ文庫のレーベル研究や即興小説トレーニングを優先させたりして、中々これらのWeb小説のチェックまで手が回っていなかったのですが、意外と書けるかも? と思ったら、急にこちらが気になり始めました。
実は今日の半分くらいの時間は、こちら側に投稿できそうな小説のアイディア出しに時間を使ってしまいました。
創作初心者がいきなり並行して取り組むのは色々危険かな、と思いつつも、今だからこそできることは何でもチャレンジしてみたい、という気持ちも沸いてきています。
何より、下手でもいいので、自分で作った物語が世の中に発信されている。という最初の成果が欲しいんですよね。それで創作系のコミュニティに入っていきつつ切磋琢磨したいという願望もあり……。
こちらは本業の忙しさを見つつですが、7月の頭のうちに、現実的に挑戦できそうかを検討していきたいと思います。
以上、本格的に活動を開始して1カ月経った時点での記録でした。